2025/11/02
10月 強化クラス 活動レポート
1. クラスの進行状況と内容
10月のテーマは「2つ先を考えたプレーの質の向上」でした。
ボールを持ってからの判断ではなく、次のプレー、さらにその先をイメージして動く力を育てることを目的にトレーニングを行いました。
主なトレーニングメニュー:
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限定ルール(16分割エリア)
最初はルールに戸惑う選手もいましたが、回数を重ねるごとに少しずつ慣れ、プレー全体の理解度が上がってきました。特に、視野を広く持ち、2手先を読む意識が芽生えてきたことは大きな収穫です。
2. 生徒の成長と課題
全体的に、次の予測やサポートの質が着実に向上しています。
ボールを持っていない選手が、味方を助けるための動きを考えられるようになってきた点は非常に良い傾向です。
一方で、さらなるレベルアップのためには、プレー強度と頭の回転速度の向上が必要です。
判断の速さや球際の強さを高めることが今後の課題となります。
また、日常的に自宅でドリブルやリフティングなどの基礎技術を継続して練習することで、技術面でも確実に差が生まれます。
チーム内では、分からないことを仲間に質問したり、教え合う姿が増えており、互いに学び合う良い雰囲気が生まれています。困ったときは仲間、そして最終的にはコーチを頼る姿勢が大切です。
3. 保護者へのフィードバックと連携
強化クラスでは内容が高度になるため、保護者の方から「アドバイスが難しい」と感じる場面もあるかもしれません。
そのため、技術的な助言ではなく日常生活での姿勢・態度・言葉づかいなど、基本的な部分をサポートしていただくことが、選手の成長につながります。
ご家庭では、練習後に
「今日よかったプレーは何だった?」
「どうしてうまくいったと思う?」
といった問いかけをしてあげてください。
子どもたちが自分のプレーを振り返ることは、考える力を伸ばすうえで非常に効果的です。
今後は、保護者の皆さまと意見を共有できる保護者会・意見交換会の実施も検討しています。
4. コーチの気づき
今月の指導を通して、「取り組む姿勢が成長のスピードを決める」ということを改めて実感しました。
真剣に取り組む選手ほど上達の伸び率が高く、逆に目的意識が薄い選手は技術的にも精神的にも停滞しがちです。
また、強度を上げるだけでなく、思考しながらプレー強度を保つことが強化クラスの重要なポイントだと感じています。
今後も選手たちが「考える力」と「戦う姿勢」を両立できるよう、実戦的なトレーニングを続けていきます。
引き続き、エルプラットサッカースクール強化クラスでは、
選手たちのさらなるレベルアップを目指していきます。